バットマン&デッドプールが奇跡の共演 DCとマーベルの歴史的クロスオーバー
マーベルとDCのライバル関係は伝説的だが、この2大コミック巨人は一時的に違いを脇に置き、2003年の『JLA/Avengers』以来初となるクロスオーバー作品を制作する。この新時代を象徴する意外なデュオに選ばれたのは、他ならぬバットマンとデッドプールであった。
エンターテインメント・ウィークリー誌が明らかにしたところによると、マーベルとDCはゴッサムのダークナイトと「口の悪い傭兵」をフィーチャーした2つの特別ワンショット作品で協力。マーベルは『The Amazing Spider-Man』のゼブ・ウェルズ原作、『Batman』のグレッグ・カプーロ作画による『Deadpool/Batman #1』を、DCは『Batman』のグラント・モリソン原作、『Superman/Batman: World's Finest』のダン・モラ作画による『Batman/Deadpool #1』をそれぞれ発刊。両作品には追加のマーベル&DCキャラクターをペアにしたボーナスストーリーも収録される。

これは(Fortniteのオムニバース・クロスオーバーを除けば)20年以上ぶりの公式マーベル/DCクロスオーバーとなる。両社は1976年の『Superman vs. The Amazing Spider-Man』で初共作し、その後も断続的にクロスオーバーを続けてきた伝統がある。
DC社のプレジデント兼パブリッシャーであるジム・リー氏は「このようなコラボレーションは約1世代に1度の頻度で行われます。タイミングが完璧に感じられる必要がある」と説明。「こうした瞬間を特別なものにしたいのです。企業間のクリエイティブな連携とビジネス調整は複雑ですが、全てがうまく調和した時、その成果は努力に値します」
バットマンとデッドプールの組み合わせについて、マーベル・エンターテインメント社長ダン・バックリー氏はこのペアリングの自然なコメディポテンシャルを挙げる:「まさに完璧な凸凹コンビだと感じました。デッドプールの不謹慎さとバットマンの深刻さの対比が、必然的な超暴力を交えつつ無限のユーモアを生み出します。私たちの目標は、コミックの魅力を祝す興奮のストーリーを作り、新規・既存読者双方を惹きつけることです」
歴代トップ10 バットマン・クロスオーバー作品






『Deadpool/Batman #1』は2025年9月17日、『Batman/Deadpool #1』は同年11月に発売予定。EW誌によると、両社は既に2026年公開予定の追加2作品のワンショットも開発中だが、登場キャラクターはまだ伏せられている。
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